2015年8月29日土曜日

《音と映画の小宴会》昼の部、トークイベントの上映作品『メビウス』について。

9月4日のお昼に開催するトークイベント《ペニス映画闘争史~その日、ペニスはエンタメになったから〔完全版〕》では、映画ライター村山章とマンガ家しりあがり寿さんのトークに加えて、韓国の鬼才キム・ギドク監督の大問題作『メビウス』を上映いたします。

トークイベントでは「知られざる映画史」という側面から
 ・メジャー映画はいかにペニス表現と向き合ってきたのか?
 ・タブーに挑戦したのはあの超ヒットメーカー
 ・ハリウッドで一番ペニスを出したいスターとは?
 ・なぜ映倫はぼかしを諦めたのか?
 ・アクションの概念を変えたフルチンバトル
みたいなトピックについて語ります。エロい話は一切しません。

真剣に語るほどバカに見えるでしょうが、映画ライター村山が20年以上追い続けていた研究課題でして、〔完全版〕と謳いつつも時間内に全部お伝えできる気がまったくしません。

で、今回「ペニス映画」のひとつの到達点として
『メビウス』を上映したいという希望が叶いました。

常に煽情的な際どいテーマに挑んできたキム・ギドク監督が
とてつもないペニスへの妄執を注ぎ込んだ怪作で、
登場人物全員がなんらかの形でペニスに取り憑かれている愛憎劇。
しかもセリフを一切使わず、ブッ飛んだシチュエーションだけで描き切っているのです。

哲学、家族、愛といった切り口からシリアスに語られることが多いですが、
正直、この映画のキモはペニスに右往左往する愚かさを笑い飛ばすことだと確信しており、
際どい展開や不快なシーンはあるものの(R18指定にもなっています)
この場ではブッ飛んだチンコ・コメディとして観ていただきたい。

いや、映画の見方なんて観るひとそれぞれの自由ですが、
常識を解き放つひとつの試金石として『メビウス』は機能してくれると信じています。

ちょっと堅苦しい書き方をしてしまいました。
「チンコと映画」、このふたつがガップリ組むと
「鬼に金棒」くらいにオモシロいので、ぜひぜひご参加ください!




















© 2013 KIM Ki-duk Film.All Rights Reserved.

トークイベント&映画上映会
《ペニス映画闘争史》
~その日、ペニスはエンタメになった~
〔完全版〕

9月4日荻窪ルースターノースサイド
開場12:30 開演13:00(15:30頃終了予定)
料金:1500円
※夜の《音と映画の小宴会》もご予約の方に限り
 事前予約で割引料金1000円となります。
 (《音と映画の小宴会》は別料金です)

予約申込はメールアドレスototoeiga@gmail.comに
「昼の部チケット申し込み」の件名で
お名前、人数、連絡先電話番号を明記ください
夜の部もご参加の方はその旨ご明記ください

●出演●
しりあがり寿/マンガ家
村山章/映画ライター

●特別上映作品●
アートとペニスの狂宴
『メビウス』
(2013/韓国/83分/キム・ギドク監督)
提供:キングレコード Blu-ray上映
※R18指定の作品ですので、昼の部のみ18歳以上に限らせていただきます。

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